2021年12月3日、第4回「技能と発達に関する人類学的研究」研究会を開催しました

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第4回「技能と発達に関する人類学的研究」研究会(online)

【プログラム】
18:30-18:40 主旨説明ほか
18:40-20:00 研究発表
「行為の組織化と模範の不在――ポルトガル共和国ポルト市のサッカークラブにおけるトレーニングと試合の過程から」
相原 健志(関東学院大学国際文化学部)
学習を社会的な実践と捉える視点、他者だけでなく環境に配置されたモノも含めた動態的な関係のなかで捉える視点は人類学においてすでに広く共有されている。本発表は、人類学における学習論を背景としながら一つの問題を提起したい。すなわち、実践の熟練者が学習者にとって模倣の対象にならずに実践の環境に不在のとき、彼らはいかにして、また何を学ぶといえるのだろうか。ポルトガル共和国ポルト市のサッカークラブFの17歳以下のチームを事例として、チームがトレーニングと試合に取り組む過程を、熟練者との比較ではなく自己比較によって、選手たちそれぞれの行為(プレー)が連続化される関係が構築される過程として理解したい。

20:00-20:15 休憩
20:15-21:00  コメント&質疑 
コメンテーター 三津島一樹(京都大学大学院人間・環境学研究科)